コロナの時代に送る暑中見舞い−送る相手別文例&おすすめデザイン

2021/6/11 更新

コロナの時代に送る暑中見舞い−文例とおすすめデザイン

梅雨明けから暑さが本格的になる頃に送る季節の挨拶状、暑中見舞い。最近は出す人もめっきり減ってしまい、ついに今年は「かもめ〜る」も廃止されてしまいました。ですが、専用はがきでなくても、挨拶状は送れます。新型コロナウイルスの流行で外出機会が制限され、人と会う機会が減ってしまった今、大切な友人、遠方の家族に、暑中見舞いを送りませんか。
窮屈で不安な日々が長く続き、疲れを感じたり、気持ちが晴れない中、はがきが届いたら…自分を気遣ってくれる気持ちに触れ、きっとうれしく思ってくれるに違いありません。
今回は、コロナ時代ならではの、暑中見舞い文例とおすすめデザインをご紹介いたします。

暑中見舞いは大切なコミュニケーションのひとつ

対面で会うことが制限されたこの1年余りの間に、スマホに馴染んでいなかった世代でも、SNSで写真や動画、メッセージを投稿し合ったり、ビデオ通話をしたり…という機会がかなり増えたのではないでしょうか。

ですが、コミュニケーションをとる方法は、オンラインツールばかりではありません。ご無沙汰している遠方の方にお電話やメールをする、お手紙を書くというのも大切な接点です。そして、誰もがコミュニケーションに飢えている今だからこそ、ぜひ暑中見舞いも活用していただきたいのです。

暑中見舞いなどのハガキは、デジタルな文字と違って気持ちが伝わりやすく、しかも手元に残るので何度も読み返せるというメリットもあります。気の利いた挿絵や文章などがあれば、飾って楽しんでいただくこともできますよ。

コロナ禍での暑中見舞い注意点

暑中見舞いを出す場合、少し注意した方がよい点があります。中には、家族や身近な人などが新型コロナウイルスに感染してしまったという人もいるかもしれませんし、経済的な影響を大きく受けた人もいるかもしれません。そのような場合は、文面に配慮が必要です。

送る相手を選ばないシンプルな内容で

「送る相手によって文面を変えたり、あれこれ気を遣うのは負担」という方は、シンプルで無難なデザインや文面にしてお出ししてはいかがでしょうか?
いつもの年なら夏らしい元気いっぱいの暑中見舞いでもよいのですが、相手の状況によっては不快感を与えてしまう場合もあります。万人向けを意識するなら、はしゃいだ写真などは避け、相手の安否を気遣う言葉を中心にするとよいでしょう。
また、年賀状のように、ひとりひとりに宛てて一言メッセージを書き添えておくと、きっと喜ばれると思います

コロナ疲れを思いやる言葉を添えて

連日報道されるコロナ関係のニュースや、感染、あるいは生活への不安などから、心が疲れてしまう人も少なくありません。そんな時には、「頑張ろう」というような言葉は控えて、「気疲れが溜まらないようご自愛ください」などと相手のことを思いやる一言を添えるとよいでしょう。
また、デザインも、できれば沈みがちな心を明るくさせるようなもの、癒しを感じるようなものがおすすめです。

暑中見舞い文例−送る相手別に

今ではハガキを交換する機会も少なくなりましたから、「何を書こう?」と迷ってしまうかもしれません。そこで、参考までに、送る相手別に文例をご紹介します。

遠方に住む家族へ

なかなか会えない親や祖父母、兄弟には、家族の近況を伝え、写真を添えてはいかがでしょうか。
気心の知れた家族なら、楽し気な写真もきっと喜ばれるはずです。絵を描いたり、メッセージを手書きするのもおすすめです。

実家へ

暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続いていますがお元気ですか?
我が家の庭では 今年植えた野菜たちが実をつけ始めました
子どもたちが日々世話をして楽しく収穫しています
コロナが落ち着いたら お盆にはぜひ帰りたいと思っています
お父さん 家にいる時間が長くなったからといって
ビールを飲みすぎたりしないでね
お母さん お父さんのお世話もほどほどに 身体を休めてね
令和3年 盛夏

義実家へ

暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続きますが いかがお過ごしでしょうか
さて ○○さん(夫や妻の名前)の週○日のテレワークが定着して
家族で過ごす時間が増えています
コロナで大変な思いもしましたが よいこともあるのですね
状況が許せば お盆には帰省したいと思っています
子どもたちも今から楽しみにしています
これからさらに暑くなるようですので
熱中症はもちろんコロナの感染対策をしっかりとなさって
くれぐれもご自愛ください
令和3年 盛夏

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入院中の知人へ

入院中は、特に人恋しくなったり、心細くなったりしますから、1枚のハガキがとても嬉しく感じるものです。快復を願う言葉とともに、心を和ませたり、前向きになれるような一言を書き添えるとよいでしょう。

暑中お見舞い申し上げます
このたびは ○○さんが入院されたと伺い大変驚いております
本来ならお見舞いにお伺いしたいのですが
今は差し控え 書中にてお見舞い申し上げます
一日も早くお元気になられますよう願っております
私はといえば 外出自粛期間中に読書に目覚め
以前○○さんに教えていただいた本もやっと読むことができました
コロナ終息後にはぜひ読書談義をさせてください
お目にかかれる日を楽しみにしております
令和3年 盛夏

おすすめデザイン

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老人ホームにいる家族、親戚へ

老人ホームに入所すると、世間との接点も少なくなり、単調な生活になりがちです。
ですから、季節の節目や誕生日など、折に触れて便りを受け取ることで気力がわくものです。
親しみを込めて、家族の明るく楽しい話題や、「会いたい」の気持ちを伝えましょう。
家族の皆から、ということで「おばあちゃん」宛にしています。

暑中お見舞い申し上げます
大好きなおばあちゃん
最近とても暑くなりましたがお元気ですか?
コロナの影響でなかなか会いに行けなくなってしまい
○○(子供の名前)も「おばあちゃんに会いたい」と寂しがっています
状況がもう少し落ち着いたら たくさん会いに行きますから
待っていてくださいね
そうそう 最近○○がピアノを習いたいと言い出しました
きっとクラシック好きなおばあちゃんの影響ですね
ピアノを弾けるようになったらぜひ聴いてあげてください
まだまだ暑さが続きます くれぐれもお体に気をつけて
令和3年 盛夏

おすすめデザイン

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習い事の仲間へ

感染リスクを避けるため、お休みになった習い事もありますよね。先生にも、仲間にも会えなくなると寂しいものです。近況や共通の興味に関する話題などを盛り込んで、明るい気持ちになるような内容を心がけましょう。

暑中お見舞い申し上げます
しばらくお会いしていませんが お元気ですか?
今年こそ一緒にステージに立てると思っていたのに
また中止になってしまい残念です
それでも いつでも練習を再開できるように
自主練習は続けます
一刻も早くコロナが落ち着いて
○○さんにお会いできる日を心待ちにしています
令和3年 盛夏

おすすめデザイン

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旧友へ

なんでもない時はご無沙汰してしまいがちな旧友でも、こういう時は、どうしているかな?と心配になるもの。その気持ちはきっとお互い様ですから、ぜひ近況を伝えてあげましょう。また、それを機会に交流が復活するとよいですね。

暑中お見舞い申し上げます
長らくご無沙汰していますが
○○さんはいかがお過ごしですか
相変わらず窮屈な日が続きますが
最近気晴らしのため山歩きを始めました
運動嫌いだった私が山って信じられないでしょう?
よければ今度一緒に歩きませんか?
これから益々暑くなりますが くれぐれも無理はしないでくださいね
またメールします!
令和3年 盛夏

おすすめデザイン

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まとめ

こんな時期だからこそ、あえてハガキで「暑中見舞い」を送りませんか。
この際「正しい書き方」などにはこだわらず、素直な言葉をしたためましょう。そうすれば、きっと受け取った方に気持ちが届くはずです。大切なのは、相手を思いやる気持ちです。
また、お子さんと暑中見舞いのハガキを工作するのもいいリフレッシュになります。絵を描いたり、マスキングテープや折り紙などを使って貼り絵にしたり、消しゴムはんこを押したり。きっと素敵なハガキができあがりますよ。ぜひお試しください。

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